Gazami初投稿〜芯棒編〜
はじめまして。
サトー熱処理工業、新米社員のGazamiです。会社のブログに新米でまだまだ見習いの私が投稿していいのか!?という不安もありつつ、新米だから感じる、新米ならでは⁉︎の熱処理という世界の素晴らしさ、難しさ、楽しさ、また、この現場SATO H.T. のなんてことない、いや、でもステキな現場、日常などを、少しでも伝えられたら嬉しいです。
私の投稿は長文になりそうな予感、、、、宜しかったらお付き合いください。
さて!前置きが長くなりましたが、今回は芯棒の素晴らしさ!をGazami目線で、、
写真にある様なボルトとナット、中心に芯棒があります。(こちらは千葉県北西部の建築部材メーカーST社さんの素晴らしいアンカーボルト!)
コンクリート等に打ち込み、ボルトとナットで対象物を固定します。詳しい構造はこちらでは省きますが、このボルトを固定するために中心の芯棒を打ち込みます。
もし仮にこの芯棒が打ち込み途中で折れてしまったら?
大変なことになってしまいます。
芯棒は、しっかりとした強度、硬度を持たせ、なのに折れないしなやかさ、靭性が必要なのです。
そこで!熱処理屋 SATO H.T. の登場です❗️
焼き入れ、焼き戻し、
「鉄を高温で赤めて冷やす」、それだけでは言い切れません。
温度調整、炉内の雰囲気、時間、、、様々な工程を確かに経て、その鋼材の持つ性質を引き出し造り出されます。
下部写真は、鋼材S45Cの芯棒の最終的な検査の様子です。ロックウェルを使用した硬度検査、そして曲げても折れないかを検査する曲げ試験です。
しっかり硬く、でも、しなやかに、そして折れない。
先人、そして現代の偉大な先輩方が試行錯誤の上、確率されてきた技術です。(スゴイゾ!熱処理❗️)
サトー熱処理工業株式会社(SATO H.T.) は、昭和44年、佐藤重信さんが創業したそうです。SATO H.T. の現場は、昭和からのそんな偉大な方々の姿を想像してみたくなる、歴史と創り出されたレガシーを感じる❗️深い芸術作品のような現場です。
と、、、
初投稿でありながら、かなり長くなってしまいました。。 話し出したら止まらない💦
今日はこの辺で、、
これからすこーしずつ⁉︎そんな現場の紹介等も投稿していきたいと思います✨